#104
これ、開けても大丈夫なやつ?
2026.09.25
- ある日のこと、事務所で仕事をしていると、玄関のドア付近に妙なものが落ちていることに気が付いた。どうやら郵便受けから何かが落ちてしまったらしい。しゃがんでよく見てみると、そこにあったのは2つの小さなガラス瓶だった。
- とある探偵
- 瓶?
- 誰かが落としていったのだろうか。拾い上げようとして一旦手を止める。見たことのないものを不用意に触らないほうがいい、というのは探偵として身についた習慣だった。瓶には宛名もなければ、差出人の名前もない。大きさは手のひらに収まるくらいで、透明なガラス瓶の中には無色に近い液体が少しだけ入っている。
- とある探偵
- 一体なんなんだ……
- いよいよ気になって、結局指先で慎重に1つの瓶をつまみ上げた。
思ったより軽い。振ってみると、中の液体が小さく揺れた。光にかざしてみても濁りはなく、底に何かが沈んでいる様子もない。匂いも外から嗅いだだけではわからない。やはり中身を特定できるような手がかりはなさそうだ。
ただ、よく見ると瓶の側面に小さな紙が貼られていることに気付いた。そこには意味のわからない文字列が書かれている。
- とある探偵
- これは、謎解き?
- どうやらただの落とし物ではないらしい。差出人のわからない小瓶、正体のわからない液体、そしてそこに添えられた謎。ぼくは少しだけ警戒しながらも、瓶に貼られたその紙をじっくり眺めることにした。
捜査を開始する